ネイティブとの英会話で頻繁に使われる10のイディオムを大紹介!

会話する男女3人

英会話初心者の方がネイティブの人と会話する時に、一つの壁が立ちはだかると言われています。それは、「ひとつひとつの単語やフレーズは聞き取れるし、その単語の意味もわかる、けれど会話としての流れについていけない…」というもの。もしかしたら、それは英語のイディオムと呼ばれる表現が原因かもしれません。

今回はネイティブの人たちが会話の中で使うイディオムについて解説していきたいと思います。

イディオムとは

イディオムとは、日本語で言うと「熟語」、「慣用句」のことです。要するに、いくつかの単語が組み合わさってできた言葉で、単語単体の意味とは全く違うものになります。

日本語にも「油を売っていた」という表現がありますよね?これも「油」と「売る」の2つの言葉が組み合わさった慣用句です。もちろん現代では、本当に油を売っていたという意味では使いません。「寄り道をしていた」というような意味で使われていますよね。

冒頭でも申し上げたように、ネイティブの人との英会話で単語の意味はわかっているのに会話についていけないという状態は、相手がこのイディオムを使った英会話表現をしている可能性が高いです。

通常、英会話というのは「S(主語)」+「V(動詞)」+「O(目的語)」+「C(補語)」、の第5文型という文の要素で構成されています。特に英会話初心者の人は、頭の中でまずこの文型に当てはめながら会話を作っていくことが多いため、ネイティブの人からイディオム表現が飛び出してきた時に面食らってしまうのです。

日本語でも会話の中に慣用表現が多く使われるように、英語も慣用表現であるイディオムがたくさん会話に出てきます。イディオムを聞けるように、そして使えるようになることが英会話力上達のカギとなることは間違いありません。

ネイティブがよく使う10のイディオム

それでは、実際にネイティブの人たちが良く使っているイディオムを学んでいきましょう。自分でも機会があれば積極的に使っていかないと、中々身に付くものではないので、覚えたら早速試してみてください。

under the weather(気分が悪いです)

「Under the weather」という表現は天気に関する「weather」という単語が含まれていますが、イディオムでは「気分が悪いです」と訳します。仕事や勉強のし過ぎで疲れている時、または風邪をひいてしまった時などに使います。

under the weatherの例文

  • I have been under the weather for the past week.(ここ一週間ほど体調がすぐれません。)
  • You seems to be a little under the weather.(元気がありませんね。)

tie the knot(結婚する)

「tie the knot」は、ズバリ「結婚する」という意味で使います。2本の糸で結び目を作る様子が「結びつき」→「結婚」というように徐々に意味が広がっていきました。結婚を結びつきと表現するあたり、日本語と同じような感覚で英語も進化してきたのですね。

tie the knotの例文

  • Masato and yui decided to tie the knot.(聖人と結衣は結婚することに決めました。)
  • He finally tied the knot with his longtime girlfriend last month.(彼は長年付き合っていた彼女と先月ついに結婚しました。)

get over something(乗り越える)

「get over something」は壁や塀を乗り越えるという意味で使われますが、困難や障害などあらゆる苦難を克服する、乗り切るという意味でも使用されます。病気を克服した時、失恋の悲しみが癒えたときなど、幅広いシチュエーションで使うことができます。

get over somethingの例文

  • It took katie long time to get over the shock of her husband’s death.(ケイティは夫の死という衝撃の出来事を乗り越えるのに長い時間がかかりました。)
  • The fence was too tall. I couldn’t get over it.(その壁はあまりにも高すぎた。私にはついぞ乗り越えることができなかった。)

keep an eye on(注意深く観察する)

「keep an eye on」は、何となくその単語から意味が想像できるため、比較的覚えやすいかと思います。直訳すると「注意深く観察する」ということになりますが、ニュアンスとしては物が盗まれたり持ち去られたりしないように見張っておく、という意味合いが強くなっています。

「an eye」が「見る」ことや「注意する」という意味を表しています。

keep an eye onの例文

  • Would you keep an eye on my bag for me?(私のバッグを見ていてもらってもいいですか?)
  • Would you please keep an eye on our baby while we are away? (私たちが留守の間、赤ちゃんを見ていてくれませんか?)

hit the books(一生懸命勉強する)

「Hit the books」は、直訳すると「本を叩く」という意味になりますが、イディオムでは「勉強する」という意味になり、つまりstudyなどと同義語になるのです。

ただ、これもニュアンスレベルの違いはあって、Hit the booksを使う時は必死に一生懸命勉強するという意味合いになってきます。試験前に猛勉強する時などに使うとしっくり来るでしょう。

hit the booksの例文

  • It’s time to hit the books.(そろそろ本気で勉強を始めないと。)
  • You have a test tomorrow, so I want you to hit the books.(明日は試験なのだから、一生懸命に勉強して欲しい。)

Pitch in(協力する)

「Pitch in」は、何かに「協力する」、「参加する」という意味のイディオムになります。また、「貢献する」というニュアンスも含んでおり、さまざまな場面で利用することができます。

Pitch inの例文

  • Would you mind pitching in with contributions of money?(寄付に協力してもらえませんか?)
  • Everybody will have to pitch in to save the environment.(環境を救うためには、みんなで協力をしていかなければならないでしょう。)

a piece of cake(簡単である、たやすい)

「a piece of cake」は、直訳すれば「ケーキひとかけら」という意味ですが、英語では昔から「たったケーキひとかけらなら一瞬で食べられる」という表現が定着していて、「いともたやすくできてしまう」ことの例えとなりました。

a piece of cakeの例文

  • That job is a piece of cake.(その仕事はとてもたやすいものです。)
  • Today’s exam was a piece of cake.(今日の試験はばっちりです。)

on the ball(有能である、機敏である)

「On the ball」は直訳すると、「ボールの上」ですよね。しかし、イディオムとしての意味を理解するには、ボールの上にいるというのはどういう状態であるかということを考えたいところです。

以前、バランスボールの上に乗って立つことのできるというアスリートをテレビで見ましたが、これは身体能力の高さがないとできない芸当です。つまり、「On the ball」はボールの上に乗ることができるほど、「身体的に優れている」、「機敏である」というような意味合いで使われてきました。

on the ballの例文

  • He’s on the ball.(彼は仕事ができます、早いです。)
  • The new manager has a lot on the ball.(新しい部長はとても優秀です。)

cold shoulder(冷たくあしらう)

「cold shoulder」の言葉の由来は諸説ありますが、もっとも有力なのは「人を避ける時には肩を向けることが多い」からというものです。日本語では「背を向ける」などが一般的ですが、英語では肩を向けるという行為になっているのもおもしろい点ですね。

cold shoulderの例文

  • They gave him the cold shoulder.(彼を除け者にしました。)
  • She is giving me the cold shoulder.(彼女が私に対して冷たい態度を取ります。)

hit the sack(寝ます)

「hit the sack」は「寝る」という意味です。由来は、「the sack」で「寝床」という意味になることから来ています。「もう寝るね。」というおやすみの挨拶として使われますが、ニュアンスとしてはすごく疲れていて眠くてしょうがないというような時に使うとのことです。

hit the sackの例文(寝ます)

  • Sorry, I’m really tired. Gotta hit the sack.(ごめん、疲れているからもう寝るね。)

all ears(熱心に耳を傾ける、しっかり聞く)

「all ears」は、直訳すると「全部耳」という意味になってしまい、おかしいのですが、全身を耳にするくらい熱心に耳を傾けているという比喩表現です。

all earsの例文

  • I’m all ears.(あなたの話が聞きたいです。)
  • They were all ears for the news.(彼らは熱心になってそのニュースを聞いていました。)

おわりに

いかがでしたか?今回は英語のイディオムの中でも、特に会話に出てくることが多いものをご紹介いたしました。

ネイティブの人と会話が円滑に進むかどうかは、このイディオムを知っているかどうかで大きく変わってきます。そもそもの単語の意味とは違う部分も多々あるので大変ですが、頑張って覚えていきましょう。