ビジネス英語と日常英語の違いとは?

ビジネス英語と日常英語の違いとは?

ビジネス英語と日常英語は、英文法という観点において違いはありません。大きな違いは、状況に応じて求められる単語や表現方法です。
ここでは、ビジネス英語と日常英語それぞれの特徴をもとに、両者の違いを説明していきます。

ビジネス英語の3つの特徴

《信頼関係構築のツール》
ビジネスが成り立つためには、信頼関係の構築が必須です。そのためには、必ずしも英語を流暢に話せる必要はありません。基礎的な文法と的確な意思疎通が可能な表現で、誤解や不信感を招かないレベルの英語が必要です。ただし最低限のレベルを超えていることは必要で、Broken English(文法が破綻した、単語を並べただけのような英語)しか使えないのであれば、ビジネスにおいて相手と信頼関係を構築する際、大きな壁となってしまいます。

グローバル化が進むにつれて、さまざまな場面でバックグランドの異なる人達と会話する機会が増えました。ビジネス英語を巧みに使いこなすためには、相手の価値観や考えを尊重し、性別を表す表現に注意し、宗教を含めた文化の違いをしっかりと理解して話すことが重要です。

《丁寧な表現》
日本語同様に、英語にもコミュニケーションを円滑にする丁寧な表現があります。ビジネスシーンでは話す人との関係性や置かれた状況により、相手に不快感やネガティブな印象を与えないため、丁寧な表現を適切に使い分けることが肝心です。

日本人は「Please」を使うと丁寧な言い回しができると考えている人が意外と少なくありません。しかし、ネイティブスピーカーからすると、「Please」を使用することで命令口調に聞こえるなど、あまり良い印象を与えない場合もあります。丁寧な依頼表現として便利な言い方に、「Could」や「Would」を使う言い回しがあります。更に丁寧な言い方に、「I wonder if you could…」や「I was wondering if you could…」などがあります。

英語では多くの場合、はっきりとストレートに返事をする印象があり、なんでもかんでも率直に表現すると思われがちです。もちろん、ビジネスでは曖昧な表現は出来る限り使わず、的確に伝わる言い方を使用します。ただし断る時には、はっきりとした意思表示を伝えながら、かつ言葉を選び攻撃的にならないような言い回しも大切です。たとえば、「No」と伝えたい場合には、「I am afraid…」と言うと、相手へ悪い印象を与えずに断りの意思がはっきりと伝わります。

《専門用語》
日本の職場でも同じようなことがいえますが、それぞれの業界や分野で通用する専門用語があります。ビジネスの現場でも、専門用語を用いて英語を話す場合には、英単語の意味を正確に理解した上で、適切に使う必要があります。

ビジネスで英語を使う場合には、会話表現など基本を押さえた上で、自身の業界で用いられる専門用語も把握しておきましょう。

日常英語の3つの特徴

《「通じる」ことが目的の会話》
日常的に使われる英語は、たとえBroken Englishであったとしても、意味が通じれば成立します。日々の生活の中で行われる会話は常に的確である必要はなく、曖昧な場合が多々あります。だからといって、その曖昧さが大きな問題に発展するという可能性は低いです。

日常英語は、いうなれば非営利目的の英語です。ビジネスシーンにおける会話でも使われますが、それは会話を通して場を和ませる等の目的であって、商談を決めたり、契約を獲得したりといった目的ではありません。

《フレンドリーな表現》
日常英語を用いた会話では、くだけたフレンドリーな言い回しや短縮形をよく使います。たとえば、「I will…」は「I’ll…」、「I would like to…」は「I’d like to…」、「want to…」は「wanna」、「going to」は「gonna」がそうです。いずれも堅苦しくなく、カジュアルな表現として好まれます。また、「See ya!」や、「you」を「u」と表記するなどのスラング表現も親しい仲では使われます。

《日常英語で使われる単語》
日常英語には、日常生活で必要とされるさまざまな単語があります。たとえば、目や口や鼻などの体を表す言葉、病院や買い物に行った時に使う単語、雑談でよく使用される天気に関する語彙などです。これらは、日々の会話を豊かにすることに役立ちます。

おわりに

このように、ビジネスにおいては最低限の英語力・コミュニケーション能力が求められる他、丁寧な表現を身につけることでビジネスを円滑に進めることが可能です。一方で日常英語は通じることが大きな目的である他、親近感を与える定型表現を身につけることでコミュニケーションがスムーズになります。

ビジネスで英語を使えるようになる場合でも、日常英語も合わせて身に付けることで、同僚との距離はぐっと近くなるでしょう。

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